SSブログ

2015年 秋旅行 10月28~29日 工藤耀日美術館 [ふつうの日記]

瑞牆山の散策を終えて、絵を描くのが好きな叔父の希望で
工藤耀日美術館に行くことにします。
工藤耀日(本名 工藤 賢司)さんが廃校になった旧増富中学校を
アトリエ兼美術館として作品を展示していらっしゃいます。
その様子がテレビでも放映され叔父が興味を持ったのでした。

廃校になった中学校は懐かしいような寂しいような雰囲気で
建っていました。
P1120351.JPG
P1120280.JPG

入口からのぞいてみましたが、人の気配がなく
今日は見学できないのでは?と不安になりましたが
戸が開いたので声をかけてみました。
P1120311.JPG

女性の姿が見え、見学できますとのこと。
工藤さんの奥様だったようで、工藤さんをよんできてくださいました。
白いお髭の工藤さんはまるで仙人のような雰囲気の方でしたが
とても優しい方でした。
まず、体育館へどうぞとおっしゃるのでついて行くと
体育館一面に絵が展示されています。
その迫力には息をのみます。
P1120282.JPG
P1120295.JPG

舞台には山高神代桜の絵が。
母はこの桜を見に行った事があったそうで
懐かしがっていました。
P1120302.JPG

校舎の方も見学させてもらいました。
古い校舎と絵がとても合っています。
校舎は廃校になっても工藤さんが手入れをされているのでしょうか?
綺麗に保管されています。
P1120323.JPG
P1120317.JPG

工藤さんは中国に住んでいたことがあり、
北京オリンピックが決まる前、頭に浮かんだ様子を絵に描いたところ
北京オリンピックとして現実となったそうです。
P1120318.JPG

思った以上に素晴らしい絵を拝見することが出来ました。

きっと生徒たちが元気な声を上げたであろう校庭を後にします。
P1120350.JPG

この後、増富の湯に行きました。
源泉かけ流しの温泉ですが、湯温が低くちょっと寒かったです。
P1120358.JPGこの旅行の時は、一緒に歩いていた母がこの世にいないということが
まだ自分の中で理解できていません。
思わず電話を掛けそうになり、いないんだった・・・
と、思ってしまいことも。
こんな時は、大きなため息をつくと悲しみまで吸い込んでしまいそうで
小さく呼吸をします。
nice!(0)  コメント(13)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 13

ハイチュウ

本来なら楽しい思い出になったはずなのに、お辛いお気持ちお察しします。
同じ家に住んでいないと、頭では分かっていてもどこか夢の中の出来事のようで
私も数年経った今頃、ふと父はもう旅立ってしまったのだと実感したりします。
あまりにも急なこと、どうぞ時間が癒しを届けてくれますよう
このアトリエ兼美術館はとても作品にマッチしていて素晴らしいですね
作品のためとは言え、これだけの建物をこんなに綺麗に保つご苦労は大変なのでしょうね
by ハイチュウ (2015-12-04 22:54) 

あすか

人にはそれぞれの「運命」というものがある。と良く言われますが、その先、何が起きるのか解からないのが運命なのでしょうか。
きっとお母さまも家族での楽しい旅行を胸の秘め見守っていると思います。
良く映画で観る分校所的なノスタルチックな雰囲気で素晴らしい会場によみがえりましたね。
by あすか (2015-12-05 07:07) 

オサムシ

廃校の美術館すごいですね。
by オサムシ (2015-12-05 10:43) 

YAP

お母様のこと、前の記事で書かれていたんですね。
突然で心の準備ができなかったと思われるので、その心中お察しいたします。
ご冥福をお祈りしています。

古い木造建築は、手入れをしていないと一気に朽ちていきそうですから、維持管理が大変なことでしょう。
絵も見事ながら、この懐かしさを感じる校舎も見所ですね。
by YAP (2015-12-05 18:54) 

countryわヶr

廃校となった小中学校の校舎の再利用。
TVで見た記憶があります(此処の中学校なのか定かではありませんが)
広大な校舎を管理するなんて大変な苦労があるのでは・・・と、先ず頭に浮かびました。
お母様のこと、突然だったのですね。心よりお悔やみ申し上げます。
by countryわヶr (2015-12-05 20:03) 

takoing

体育館広いのにすごい絵ですね~。
大きい絵、って構図とか色々難しそうな感じですけど
さすが、ですね。
by takoing (2015-12-05 22:56) 

PAL

体育館の大作、素晴らしいですね!
温泉好きの福ちゃんと行ってみたくなりました。
ご本人が管理されてるとは・・・お掃除が大変そう!

1月8日、旦那が休みで行かれなくなりました、ごめんなさい。
by PAL (2015-12-06 21:39) 

nanamama

美術館の表札とても力強い筆ですね。

どんな親でもジャランこさんのように思えるか今は不安です。
by nanamama (2015-12-06 23:56) 

walkerZ

楽しみを共有しようと思っても、もうできない。
そう思ったとたん悲しみが再びこみ上げてきますね。
もう少し時が必要なのかもしれません。元気出してください。

廃校の美術館、素敵ですね。
館長みずからご案内なんて、なんて贅沢。
体育館の展示は見応え充分ですね。
床においている絵画は保管が大変と思ってしまうのは素人かしら?
by walkerZ (2015-12-07 06:22) 

セロリさん

こんばんは!

体育館いっぱいに広がる絵・・・迫力ありますね。
神代桜も舞台の幕と同じ大きさでビックリです。
私も神代桜を夜が明けと共に見たことがありますが
本当に妖艶な美しさでしたよ!

お母様の思い出は尽きないのが当たり前ですよね。
お父様にも寄りそってあげてください。
我が家は、母の死で父の痴呆が進み大変でした。
by セロリさん (2015-12-08 19:19) 

サニー

長いことこれてない間にまさかの訃報。。。あまりの急のことにまだまだ心の整理もつかないことと思います。でもお母様にとって娘との旅行は本当に楽しかったと思いますよ。私は全然親孝行できてないので、一度はこうやって親孝行せねばと思ってはいます。
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
by サニー (2015-12-10 21:46) 

ジャランこ

ご無沙汰してしまいまいました。
コメントありがとうございます。
実家との往復の生活ですが、ウォーキングもボチボチはじめ
元気にしています。

☆ハイチュウさん
この旅行の時は、まさかその後に悲しいことが待っているとは思わず
こちらの美術館を見学させていただいていました。
悲しい思い出になりましたが、大切な思い出でもあります。

☆あすかさん
この世に神様がいるなら、私たちに思い出を残してくれたのだろうと
思っています。
息子と娘が参加できなかったのは残念ですが。
こちらの美術館を教えてくれた叔父に感謝しています。

☆オサムシさん
学校を故人の美術館にしてしまうのは
すごい事だと思います。

☆YAPさん
書かなくても良い個人的なことでしたのでどうやって書いてよいか悩み、
ちょっとかくして母の事を書いてしまいました。
廃校、取壊しになってしまう建物をこうして美術館として
保存されているのはとても良いことだと思います。

☆country walkerさん
個人でこの建物を管理しながら、絵を描くことはとても
大変なことだと思います。
母の事、お会いしたこともない皆さんにどうお伝えすべきかと思い
わかりにくい書き方をしてしまいました。

☆takoingさん
絵心がないので、小さい絵も描けませんが
こんなに大きい絵をどうやって描くのか不思議でした。

☆PALさん
増富の湯、登山客も多いようで息子も登山あとに
入ったことがあるようです。
でも、湯温が低く、なかなか温まらなかったです。

今年は一緒に歩いてくれてありがとう。
PALさんがいなかったらウォーキングの復帰遅れていました。

☆nanamamaさん
美術館の表札、作品と同じように力強さを
感じます。

どんな親でもきっと、別れはつらいと思います。

☆walkerZさん
普段は生活に追われていますがふとした時に、
ああ~いないんだなあと思うと
なんだか急にさびしくなります。

廃校の学校、学校の保存も
絵の保存も大変ですよね。

☆セロリさん
神代桜、私は見たことがありませんが
母は見たことがあって素晴らしかったと言っていました。
夜あけとともにだったらさらに素晴らしかったことと思います。

今は1人暮らしを選択した父ですが、
身体の不調があったりこれからいろいろ心配です。

☆サニーさん
子育てをしていると、両親の有難味を感じますが
日々の生活で親の事を忘れてしまっていることも多かったです。
今年娘が大学に入り、もう少し親孝行をしようと思っていた時だったのに
余計悔やまれます。
by ジャランこ (2015-12-29 21:06) 

とまと

ご無沙汰でございます。

今年もありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
by とまと (2015-12-29 22:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。